数学

正負の減法

image

2016年5月18日 履修学年:1年 単元:数と式

減法

引き算のことを減法げんぽうといい、その答えのことをと呼びます。正の数同士の引き算は小学校でも習った通り、

(+5)(+3)=+2

と計算できることは理解できると思います。でもこの引く数を +3 からどんどん大きくしていくとどうなるでしょうか。

減法の法則

(+5)(+3)=+2(+5)(+4)=+1(+5)(+5)=0(+5)(+6)=?

+5 を超えた時点で、小学校までの習ったことでは計算できなくなってしまいました。

ではどうすればいいのでしょうか。数直線を使って考えてみましょう。

上のようになります。つまり (+5)(+6)=1 ですね。

それでは、最後の形に注目してください。

この形は足し算の (+5)+(6)=1 と同じ図になっています。

つまり、 (+5)(+6)=1(+5)+(6)=1 は同じ答えになるのです。

では違うところはどこでしょう。それは、減法が加法に変わって、後ろの数字の符号がプラスからマイナスになっています。

減法の計算の仕方

実は、減法は加法に変えることができ、そのために、後ろの数字の符号を逆にします。

(+5)(+6)=(+5)+(6)=1

こう考えると、すべての減法を加法に変えることで、加法の計算として解くことができます。